日本色景色
桜
撫子に染まる頬に
桃色の魅惑に酔いしれよう
桜の輝きが降り舞うなかで
虹の橋をくぐれば、
浅緋の唇に想いを寄せて
赤
緋の炎を宿して
空が朱に染まりだす瞬間、
薔薇でも何時かは朽ちる
深き緋にいっその事染めて頂戴な
茜色の煌めきにひと時を忘れる
橙
琥珀の空に向かって
儚く散る萱草
黄金の夕日に追いかけられて
向日葵畑で駆ける夏
小麦の肌に想いを馳せる
緑
若竹の道を歩めば、
若葉の木漏れ日を浴びて
苔生す時代が流れてく
深緑の森から抜け出して
心の中の若芽を守って
蒼
藍に染まる長い夢